おおてよるあそび2015
今年も楽しい「おおてよるあそび2015」
にて、PLAY×CLASSICが開催されました。
国際会議場前に置かれたグランドピアノでの、
野外演奏会。
3回目の今年は出演者も大幅に増え、15時から
5時間以上のプログラムには、耳馴染みの名曲に
超絶難曲もあれば、ホルンやクラリネットとの
アンサンブルもあり、また東京芸大の声楽家の
みなさまのグループの素晴らしい演奏もあり、
街角のステージはずっと賑わっていました。
今年も素晴らしい演奏者の皆様にごちゃっと
混ぜていただき、お友達の先生とついでに長男
(11歳)も一緒に弾かせていただきましたが、
珍しく気持ちよく弾けたみたいでした。
ほんとにすてきな企画です。
年に一夜だけ、特別に装飾された富山の街に、
ずっとグランドピアノと拍手が鳴っていて、
弾く方も聴く方も、おそらく企画する方も、
楽しいだけでやっている(実際ボランティア
だそうです)。
きらびやかな電飾で走る路面電車にはサンバの
お姉さんが手を振っており、いつのまにか応援に
きてくださっていた教室の生徒さんとお喋りし、
おなかがすいたら珍しいフランス料理の屋台を
巡り、歩行者天国でハロウィンの仮装の人々が
練り歩いていて、美しくも気軽なお祭り。
もしかしたら、年を追うごとに、企画者の方の
熱意に街自体が馴染んできているような感じも
受けました。
その昔、とある音楽イベントに5年ほど仕事で
関わらせていただいていたのですが、ある年を
境に、企画者の思いの範疇を離れて、イベント
そのものが人格を持ち、勝手に大きく巣立って
いくような感覚を覚えたことがあります。
もしかして今回のイベントもそういう時期に
きておられるのだろうか、ラフォルジュルネ
富山のように、いつか、ぜひなってほしい、と
夢と妄想を大きく膨らませておりました。
そろそろ反抗期の長男には、今日は夜更かしだね
(=いつもは早く寝ろとうるさいのにだらだらと
帰らないね、できれば座ってDSを開けるか、
帰って寝るかしたい、これだから大人は勝手だ)
とは言われつつもめげずに、この心地よい大人の
夜の街歩きと秋風を満喫いたしました。