浜コン、ブラヴォー
イリヤ、ブラヴォー!
「第8回浜松国際ピアノコンクール」、
ロシアのイリヤ・ラシュコフスキーさんの優勝で終幕しました。
楽しみました。終わってしまって、寂しいです。
結果は、
第1位 イリヤ ラシュコフスキー(ロシア)
第2位 中桐 望(日本)
第3位 佐藤 卓史(日本)
第4位 アンナ・ツィブラエワ(ロシア)
第5位 キム・ジュン(韓国)
第6位 内匠 慧(日本)
日本人作品最優秀演奏賞 内匠 慧(日本)
奨励賞 アシュレイ・フリップ(イギリス)
室内楽賞 佐藤 卓史(日本)
聴衆賞 イリヤ ラシュコフスキー(ロシア)
でした。
最終審査1日目のピアノコンチェルト、イリヤ氏のプロコフィエフが
圧巻でした。
PC画面から溢れ出る鮮やかな迫力。ソロリサイタルとはぐっと違う表情で、
輪郭のはっきりした、優雅で豪快で率直なプロコフィエフ。
フィナーレを駆け抜けて弾ききった後は鳥肌が立ち、すごい、と溜め息です。
客席はブラヴォーの大喝采、指揮者の井上氏からも興奮気味な熱い賞賛を受け、
これは決まりだな、と思わせる圧倒的な盛り上がりでした。
でも2日目の中桐さん、佐藤さんも素晴らしかったです。
中桐さんは、これまで全然存じ上げない方ですが、予選のころからお人柄の良さが
滲み出た魅力あふれる音づくり、ブラームスも最後まで惹きつけられました。
佐藤さんのピアノは、他にはない哲学があります。聴き慣れたショパン1番が新たに
心に迫ってくる演奏でした。
結果発表のライブ配信、どきどきして観ていたのですが、
同じ配信画面にある公式Twitterのほうから先に順位が流れてきました…
映像のライムラグなんでしょうか。観ないようにするのに焦りました。
とはいえ!
充実したインターネット配信のおかげで、存分にコンクールを楽しみました。
1次予選から素敵なピアニストを発見し、新たな曲に刺激を受け、熱演に涙し、
自宅PCの前で、心からの拍手を送りました。
終わってしまって寂しいです。
浜コン、ブラヴォーです。