教室発表会『カルナヴァル』(1)
教室発表会『カルナヴァル』を行いました。@クロスランドおやべ
例年、発表会としては1月に『おひきぞめ』を行っていましたが、今年は時期とタイトルを変えて『カルナヴァル』としました。
カルナヴァルとは”謝肉祭(カーニバル)”のことで、この2月から3月にかけて行われる、春を待つ季節の祝祭です。キリスト教のイースターに関わる行事で、世界の様々な地域で深い歴史があります。
音楽の歴史とキリスト教は深く結びついていますし、この時期何かと話題になるカーニバルについて色々と知りながら、楽しいお祭り気分でピアノが弾けたらという思いで企画しました。
感動的なプログラムノート…私が書いたのではないのが悔しいです
カーニバル気分で、仮装もありとしました。
司会者は小学5年生、4年生のボーイズにお願いしましたが、ほんとに真面目で優秀で完璧な進行とそして仮装。
皆さんの演奏の前後に、私たちがMCとしまして
謝肉祭の由来や、世界3大カーニバルなど各地の文化に関するお勉強トークを。
若干ぐだぐだで反省しています。
ソロ演奏のプログラムは、演奏する作曲家の国ごとに「アメリカ編」「ドイツ編」「ヨーロッパ編」「日本編」と4つに分け、各国の音楽文化やカーニバルの歴史にも触れていきました。
「アメリカ編」アメリカの音楽は、多民族文化やジャズの精神がベースにあり、誰にも親しみやすい作品が多いです。最後のファジルサイ編のトルコ行進曲は湧きました!
続いて「ドイツ編」。ドイツといえばクラシック音楽の中枢。三大Bと呼ばれる作曲家や、ケルンのカーニバル、ドイツ人の民族性などにも触れました。
最後はドイツロマン派の傑作、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。私たちの発表会でこの曲が聴けるなんて…
「ヨーロッパ編」は、ドイツ以外のヨーロッパがテーマ。カーニバルがヴェネツィアで発祥し、フランスやスペインに広がって魅惑的な発展を遂げた様子をご紹介したあと、異国情緒あふれるヨーロッパのピアノ曲の数々を演奏していただきました。
ヨーロッパ編最後の演奏者は、ヴェネツィアンマスクを携えて。
そして「日本編」では、日本でもっともカーニバルの様相に近いと思われる「ねぶた祭り」を中心に、高岡の御車山祭り、長崎の離島のお祭り…にも触れつつ、お祭りという機能が私たちにとってどんな存在であるのか、思いを馳せる時間になりました。
日本編では、和装で出演くださる方も。美しいお着物と演奏姿がステージに映え、日本の文化と西洋音楽とが融け合う面白さと尊さを、改めて思うことでした。
各国のソロ演奏が終わって、あとはオールデュオ、連弾だけのプログラムでした。
*(2)に続きます