夏のふりかえり
今年も夏休みが終わります。
長かったのか何なのか、とにかく夏よりも前を忘れてしまうくらいの濃い夏にはなりました。
心を亡くすと書いて忙しい、と思う日々でしたが心を亡くしかけては、大切な近しい人たちの美しい心と美しい音楽に励まされ、心の中は結果、すっかり浄化されたのかもしれない夏でした。
ピアノの甲子園、ピティナコンペティションには今年も教室から、我が家からもみんなで挑戦し、励ましあって、頑張りました。
最後の最後に、息子(中1)が全国決勝大会に進出できたことには、本人の頑張り以上に、ここまで来られたことへの大きな力、お導きに、感謝しかありません。
大舞台で大好きな4曲を元気一杯に弾く姿を、大切な方たちにご報告できて、本当に良かったです。
少しひんやりした夏の終わりの風が吹く中で、夏真っ盛り、七夕の夜を思い出しています。
連弾でピティナに挑戦した、小1ガールズのAちゃんHちゃん二人との、本選直前のレッスン。
たなばたのお願いごとで(うちの娘の) Sちゃんのたんざく飾ってあるのみた〜
ピアノが上手になりますようにってかいてあった
去年までは、えかきさんになりたいって書いていたので、そうかそうか、と思っていたところ、
わたしも、ピアノが上手になりたいってかいた
えっ、Aちゃんも?貴重なお願いごとなのに、嬉しいな‥おんなじだったね。
で、Hちゃん(オチ担当)はなんてかいたのよ?
‥
‥
(ぶすっとした可愛い顔で)
わたしも、ピアノが上手になりますようにってかいた
わあ一緒と、Aちゃんもお母さんもみんな笑って、えーっ、あんたもけ!と、爆笑しながら、胸からこみ上げるものをこらえていました。
翌朝は、娘もその二人もみんなで京都本選。
朝4時に起きて一人準備している間、その会話を思い出したら、とめどなく涙が流れて止まりませんでした。
ピアノというのは、孤独な芸事と言われます。
練習も一人、本番も一人。
私の小さい頃は、周りでピアノをする人はほとんどいませんでした。家族も誰もピアノを弾かないし、学校の周りの友達にもあまりいなくて、東京の大学に進学し、ピアノサークルに入るまでは、 ピアノをするという、大切な時間を分かり合える人は、先生以外、一人もいませんでした。
寂しかったのかもしれません。
今は、こんなにたくさん、小さい人も大きい人もピアノを大切に思う仲間がいて、夫も家族もみんな、みんなみんなピアノをしています。
幸せです。
‥まあでも、家族にはピアノばっかりで、ちょっと
申し訳ないとは思っています!