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堀江ピアノ教室
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教室発表会『カルナヴァル』(2)

2020年3月19日

カーニバル、といえばやっぱりみんなで楽しむこと。
ソロ演奏のあとは、12組の連弾とアンサンブルでした。

連弾でペアになるとますます、カーニバルのパレードが思われました。
カーニバルのパレードは… 私にとっては高岡の御車山祭。
豊臣秀吉の時代から山町の方たちに大切に守られてきた山車が、祭りの日のために着飾られ、祭りの当日私たちはその山車がやってくる道で待ち構えていて、いよいよ1つめの山車が近づいてくる、わくわくと、通りすぎるまでを見守り、後ろ姿を送り、そしてまた次の山車を出迎える、、
そんなようなことを、私たちは歴史的に繰り返し、日常の元気をチャージするようにできてきたのでしょうか。

生徒の皆さんがそれぞれに、ご家族に大切に愛され、守られてきて、美しい衣装に身を包んで、それを私たちは誇らしく見つめ、演奏を応援し拍手を送り、そしてまた次を出迎える、
この発表会の一連の出来事が、私の元気をチャージする装置だなあと思いました。

ともだちデュオ
おともだちとの連弾、
おともだちとの連弾、
きょうだいデュオ2
ごきょうだいでの連弾、
ごきょうだいでの連弾、
お父さまとの連弾ペアは4組出てくださり、とても華やかでした
お父さまとの連弾ペアは4組出てくださり、とても華やかでした
最後はサン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』から「序奏とライオンの行進」
最後はサン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』から「序奏とライオンの行進」
「らば」「かめ」
「らば」「かめ」
「水族館」
「水族館」
「化石」
「化石」
「白鳥」は、ピアノ連弾と2本のヴァイオリンで
「白鳥」は、ピアノ連弾と2本のヴァイオリンで
「終曲」は先に出てきた動物のメロディーが随所に登場し、感動的なカーテンコールのようでした
「終曲」は先に出てきた動物のメロディーが随所に登場し、感動的なカーテンコールのようでした
アンコールのていで、最後にやはり連弾「不思議の国のアリス(ローゼンブラッド作曲)」
アンコールのていで、最後にやはり連弾「不思議の国のアリス(ローゼンブラッド作曲)」

 

春を待つ祝祭、厳しい冬を皆で楽しんで乗り越える、お祭り騒ぎのカーニバル、謝肉祭。
そもそも謝肉祭は、キリスト教の「イースター(復活祭)」が4月にあり、
イースターを迎える前に断食などで身を清め節制して過ごす40日間「四旬節(レント)」があり、
そのレントの前に食べて飲んで楽しもうという「謝肉祭(carnem levare)」なので、
イースターの日から逆算してこの2〜3月になるのだそうですが、本当の起源は、実はもっと古いという説もあります。

それは紀元前200年頃、古代ローマ帝国における農神祭「サートゥルナーリア祭」。
これが謝肉祭と結びついたのだとか。

「サートゥルナーリア祭」は
・この日だけは、貧しいものが裕福なものしか着ることを許されない服を着る
・仮面をして自分の素性を隠す
・主人や地主のためにはたらかなくてもよい
・目上の人に対しておじぎをしなくてもよい
・身分に関係なく皆で楽しむ
まるで”王子と乞食”のおはなしのように、社会的役割を入れ替えて馬鹿騒ぎをするようなならわしだったそうです。


真偽はさておき、こんなにはるか昔から、人というものはどんな立場にあっても悩み多く、心が自由になるための装置を求めているものなのかと思います。
何千年もの歴史に、腹落ちするような、励まされるような思いです。

集合写真

今回、カーニバルをテーマにしたことで、どうして人はピアノを弾きたくなるのか、わかったような気がしました。
なぜこの世に音楽が生まれて、長い歴史の中でこれまで、大切にされてきたのかも。

音楽を、ただ心で感じているときは、いろんなことから自由になれます。
年齢も、育った環境も、学びの量も関係なく、ただ自分の世界で楽しむために、カーニバルや音楽は、存在しているのかもしれません。

誰もが持つ、生きることのつらさ、死ぬことへのおそろしさから、少しだけ逃れて、目をつぶるために。
そして仲間と手を取り合って、また目を開けて、しっかりと向きあうために。

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